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本の紹介 2019−10 AI経営で会社は甦る 冨山和彦

またもや冨山さんの登場です。今年はAIやIOTを勉強しようと思い、あえて多くの本を読んでいます。
今回は「AI経営で会社は甦る」を紹介します。

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前段ではAIの真相を紹介。各産業の将来をどんな理由でどう変わるかをまとめられており、実にリアルで、想像する事が容易にできます。特に稼ぐ構造が根こそぎ変わる事について書かれているところはわかりやすく参考になります。

・ビジネスサイクルの短命化→製品・サービスはもちろんビジネスモデルでも新たなものが参入。事業ポートフォリオ、機能ポートフォリオの入れ替えが重要

・ファブレス化がエレクトロニクス以外の製造業にも広がってくる→川上のキーコンポーネントと川下の顧客インターフェースを握るものが強く組み立て作業型は儲からなくなる(スマイルカーブ現象)

後半では日本企業の有利性が書かれています。

・過去のクローズドで連続的なイノベーションの戦いは終焉→大量生産モデルを頭から排除

・組織をゲゼルシャフトとゲマインシャフトの異質なものを共有させる事が必要→採用から考える

・アメリカのようにビジネスだけを考えるのではなく、技術とビジネスの両方から考える→新しい技術の開発とそれにあったビジネスモデル

単純にAI技術で追いかけるのではなく組織や技術で日本の強みを生かし、そこにAIを載せるような考え方をすると日本は強くなる。そう書かれています。

その中で気になった箇所は組織の作り方です。専門家集団を集めるなら日本的な村社会は禁物。特に「朝礼で企業理念などを唱和させるのはもってのほか。ワイガヤのキャンパス空間を作る事が必要」と書かれています。ちなみにTNは毎朝朝礼で企業理念を唱和させており、組織作りから変える必要があると考えさせられました。

最後にリーダー像や働き方が書かれて締めくくられていますが、この部分はあまり頭に残りませんでした。

今までAIについてはあまりイメージができなかったですが、この本で少し頭がスッキリし始めたような気がします。

AI経営を学ぶならお勧めの一冊です。

 

 

 

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