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本の紹介 2019−29 ジェフ・べゾフ 果てしなき野望

夏休み用で買い込んだ本のうちまずはアマゾンの創業者、ジェフ・ベゾスの本を読みました。
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1995年7月にオープンされたAmazonのサイトは今や地球上を制覇し、月までもいかんと試みているようです。

アマゾンは小売業なのかIT産業なのか?その答えはこの言葉に表わされています。

「我々は物を売って儲けているんじゃない。買い物についてお客様が判断する時、その判断を助けることで儲けているんだ」

この本ではジェフ・ベゾスを「冷たい目を持つ聡明な男」と表現しています。そして彼の生い立ちや頭の良さ、行動力と信念を強烈に表現しています。

GAFAの経営者の代表的なタイプの様です。

とにかく頭にいい社員を集め、徹底的に使いこなし、いろんな事業に挑戦する。もちろん多くは失敗だがやり通した結果成功に導いた事業も多いようです。その中で面白い表現がありました。チーターが弱ったガゼルに近ずくときの状況を表した「ガゼルプロジェクト」がそれです。まずは弱いところから確実に容赦無く攻める。それがこのプロジェクトの語源のようです。アマゾンは怖い会社のようです。他にもキンドルを導入する時最初から赤字の価格を設定し、競合が入ってこれないようにして市場を獲得し、順番に価格を上げていく方法もそれにあたります。ジェフは i phonの価格に疑問を持っています。あれほど高くするので追随が入り込むのだと。さてどちらが正しいのか。とにかくアマゾンはエブリシングストアを目指して驀進中です。答えは10年後あたりに出るのでしょう。

この本でいろんな考え方と手法を学ぶことができました。中でもp471に書いてある

「我々に大きな強みはない。だから、小さな強みを編んでロープにしなければならない」

ジェフの言葉はしびれます。

経営戦略を考えるにあたり、とても参考になる一冊でした。

PS

先日我が家にamazon echo dotアレクサがやってきました。IT系の次男が我が家もスマートハウスにするべきだと行って設置してくれました。電気やTV、エアコンに扇風機。いろんなものがアレクサに呼びかけることで稼動します。そしておきまりのミュージックも・・・。しかし問題が発生。聞きたいものが無料のリストにはありません。おきまりのamazon primeだったらと思いきやamazon muisic unlimitedへの登録が余分に必要なようです。アマゾンと付き合うとどんどんお金が減るしくみのようです。このまま我が家に入り込んだらいったいどれくらいアマゾンにお金を払うのでしょう。世はまさにアマゾン断ちブームのようです。凄いビジネスモデルです。

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