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本の紹介 2019−33 一勝九敗 柳井正

SMC総研で開催されている、後継者塾に当社の山川君が参加しており、その中でエクシズの笠井社長の講座でこの本を読むようにと言われ、読んでいました。笠井社長からは時々この本の話を聞いた覚えがあり、読んでみることにしました。

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2003年に書かれた本で少し情報は古いですが、柳生さんの経営に関する考え方や取り組みを学ぶには充分です。

書き出しの「会社とは?」の部分は衝撃的です

会社とは実体がなく、流動的

経営環境は常に変化

金儲けやビジネスチャンスがなくなるかもしれない

そうすればそこで会社は消滅

会社とは一種のプロジェクトのようなもの

さてタイル業界はどのように捉えたらいいのでしょうか???

 

柳生さんの失敗についての考え方にも感動です

失敗は単なる傷ではない、失敗は次に繋がる成功のメガ潜んでいる

実行して失敗するのは、実行もせず分析ばかりしているよりよほどいい

問題は、失敗と判断した時「すぐに撤退」できるかどうかだ

行動指針として

他者と違ったことをする

市場重視、真似ではなく想像

海外展開について

厳しい状況下で成功するには、

①新分野・新市場に新しい技術・新しい方法で取り組む

②古い産業と称される分野で新しいやり方・仕組みで取り組む チャンスは相当ある 我々タイル産業はここになる

→このタイプの会社ほど国際化し、国際的な競争に勝たなければ、日本に進出してくる海外の企業にやられる 国際化はマストの条件

既に発刊されて15年以上経つ本ですが、本当に隅々まで役に立つ本だと、改めて感動しました。現在の柳生さんの考えについて書いた本があればぜひ呼んでみたいです。

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