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先行経営実践会

5月16日(日)
先週は長く止めていた窯にやっと火が入り、会社もいつもの姿に戻りました。
気がつけば新年度もすでに1ヶ月半が過ぎています。
新聞紙上では、少しずつではありますが間違いなく景気は回復基調へ向かっているようです。
しかし建築は、景気とは別の構造的な問題からまだしばらく苦戦は続くと思われます。
さて、今月から単年度計画を月々数値で確認し、早めのアクションを取るためにSMC税理士法人の力を借りて先行経営実践会を開催しております。
どんな組織でもイメージしたように組織を管理していくためにはPDCAの管理サイクルを回すことが重要です。
PDCAサイクルとは、Plan/Do/Check/Actionの頭文字を揃えたもので、計画(Plan)→実行(Do)→検証(Check)→改善(Action)の流れを次の計画に活かしていくプロセスのことを言います。この考え方を体系化したデミング博士の名前から、欧米ではデミングサイクルとも呼ばれています。
当社は昔から計画作成について力を入れてきました。
チェック機能として、一時期は外部の人に入っていただき確認する作業もやっておりました。
しかしここ数年その機能も退化し、ところどころ計画の立てっぱなしの部分が見られるようになりました。
そこを再度立て直し、この厳しい時代のかじ取りを行い、納得解を模索することにしました。
5月は第1回目の会議でした。
参加者は役員2名、営業2名、製造3名です。
思い切ってリーダークラスにすべての数字を見せ、毎日行っていることや今まで立ててきた計画がなぜ必要なのかを数字を持って理解していけるようにしていこうと考えています。
損益計算書をいきなり見せられたメンバーの一部は、理解できなかったところもあるかもしれませんが、売上が上がらないとどうなるのか、不良品が多いとどうなるのか、工場の生産性が上がらないとどうなるのか?
少しずつ分かってくるのではないかと考えています。
その中で、確実に計画を実践し、今期も厳しいながら黒字化を達成します。

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